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タグ:“煙草”[38]
スペル本文中に“煙草”が含まれる、或いはそれに関連するスペル。
- [ エッセイ/随想 ] 銀色の匙
- 2019.07.18 ... コーヒーに砂糖を入れていた僕はティースプーンを必要としていたが、今ではブラックだ。「コーヒーに砂糖入れるんですね。何かイメージと違いました」とある後輩にそう云われたのを切欠にブラックに転向したのだが、なる程旨い。コーヒー本来の旨さは砂糖を足したのでは決して ...
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- [ エッセイ/随想 ] 生きてゆくことと煙草を吸うことの関係
- 2015.02.22 ... 生きてゆくことと煙草を吸うことはよく似ている。生きてゆくことを大仰に捉えたフレーズなりはそこかしこで見聞されるが、生まれたということが既に結果であって、生きてゆくこと自体にそれほど深い意味はない。終わるまで全うするだけだ。百害あって一理なし、といわれる煙草 ...
- spell.vincent.in/essay/2015/02/22/171528.php
- [ エッセイ/随想 ] 掃き溜めに鶴
- 2014.11.22 ... さて、煙草吸いが隅に追いやられて早幾星霜(いくせいそう)。街角から切り取られた喫煙スペースはお世辞にも美しいとは云えず、煙草の空き箱や空き缶などが不様に散乱しており、大抵が吹き溜まりと化している。閉鎖的で排他的なその空間では、皆一様に押し黙ったまま噴煙を撒 ...
- spell.vincent.in/essay/2014/11/22/182101.php
- [ 寓話/お伽噺 ] 自分のためだけにお金を遣いなさい・序
- 2012.08.11 ... 駅前に張り巡らされた歩道橋を降りると、Sは真っ直ぐに喫煙コーナーへ向かった。歩き煙草は見た目にも格好良いものではないが、喫煙者にとって肩身の狭い世の中になって久しい。喫煙コーナーは害虫駆除でもやっている勢いで煙がもうもうと立ち込めている。背中を丸めた仕事帰 ...
- spell.vincent.in/allegory/2012/08/11/174945.php
- [ 日常/雑記 ] ただいま
- 2009.06.24 ... つい先頃、乙女の泪を目の当たりにした。引き締まった頬から相当な魂が消費されたことが窺える。やはり、僕は何もできないちっぽけな存在だ。リスクを背負わねば、何かを成せないなんて…自然に浮かぶ笑顔が一番自然だ。その自然を得るために努力する。何とも不自然だ。努力不 ...
- spell.vincent.in/common/2009/06/24/234600.php
- [ 会話/戯曲 ] ウザイ奴をスマートに黙らせる方法
- 2009.03.20 ... 「お前にいい情報を教えてやろう」「何だよ、いきなり。のっけからウザイ奴だな…」「そう。まぁ、そう云ったときのための情報だ」「胡散臭えな… 一体、なんだってんだ?」「ウザイ奴を黙らせる方法さ」「黙らせる? 何だよ、消しちまうのか?」「そんな物騒な方法じゃない ...
- spell.vincent.in/drama/2009/03/20/174811.php
- [ 寓話/お伽噺 ] 再会
- 2008.04.17 ... 消灯された部屋で彼は静かにソファに坐っていた。しばらく悠々と煙草を燻らしていると、カチリと鍵の開く音がドアから聞こえてきた。部屋の灯りを点け、彼の存在に気付くと、彼女は持っていた荷物を床に落とした。瞳には明らかに動揺の色が見て取れる。彼は微動だにせず坐って ...
- spell.vincent.in/allegory/2008/04/17/233240.php
- [ エッセイ/随想 ] 釈放
- 2008.01.11 ... 手作りの紙巻き煙草。紙をボールペンに巻き、紙の端をペロッと舐めて糊付け。スッとずらして筒状にする。指先で揉み解した葉を筒の中に落とし込む。時折、トントンと葉を詰め、細い棒で念入りに詰め込む。そんな一連の作業を筒の中が満たされるまで繰り返す。 ...
- spell.vincent.in/essay/2008/01/11/080125.php
- [ ポエトリリック ] 夜の散歩
- 2007.09.20 ... ふらりとひとりで外に出る。静かに広がる虫の声。この季節、夜になると彼らの独壇場。アスファルトに鳴り響(とよ)む靴音。外灯に映し出される自分のシルエット。 ...
- spell.vincent.in/poetry/2007/09/20/003328.php
- [ 会話/戯曲 ] 危険人物
- 2007.07.23 ... 「──あなたは危ない人だわ」ひとつ開けたカウンター席に坐っていた女が不意に口火を切る。「君に俺の何が見えるんだ?」大振りのロックグラスの中の氷をカランと鳴らしてから、女を見るともなしに男が訊く。 ...
- spell.vincent.in/drama/2007/07/23/194455.php
- [ 寓話/お伽噺 ] Yellow Stone
- 2007.07.12 ... 「ごめんなさい」真っ直ぐに視線を向けてきた女の子の唇から堪らず溢れ出した。男は左手の人差し指と中指に挟まれた煙草を深く喫い込み、ゆっくりと吐き出した。視線は片時も女の子から外さない。「どうした? 急に」ふっと眼を伏し、灰皿に煙草を置いて訊いた。女の子はそれ ...
- spell.vincent.in/allegory/2007/07/12/011608.php
- [ 寓話/お伽噺 ] Whose is this world?
- 2007.06.24 ... 「フンッ。何がそんなに面白いんだか」カウンターで背中を丸めた男が独り。背後でざわつく他愛もないカップル同士の戯れに毒づく。「随分、ご機嫌斜めだな」毒づく男にふらりと細身の優男が近付いた。 ...
- spell.vincent.in/allegory/2007/06/24/093100.php
- [ エッセイ/随想 ] 城の鍵と重い首枷
- 2007.06.01 ... 今朝、不動産事務所へ家賃を納めに行った。今時、銀行振込でないほうが珍しいだろうが、僕にとってはこちらのほうが好都合だ。 ...
- spell.vincent.in/essay/2007/06/01/221700.php
- [ 会話/戯曲 ] 雇用者と被雇用者の特別会議
- 2006.12.26 ... 「どうした? 眠れないのか?」 「ああ。そんなとこだ」 「何故?」 「理由を云えば解決するのか?」 「そう突っ掛かるなよ」 「煙草を喫ってるだけさ」 「何本目だ? 喉のことはお構いなしかよ」 「煙が眼に滲みた言い訳がし易い」 「眼を閉じれば滲みることもない ...
- spell.vincent.in/drama/2006/12/26/041600.php
- [ 荒野の銀狼 ] 内面の焔(ほむら)
- 2006.07.19 ... 早朝、仄暗い事務所に独り。モニタの中で揺れる、やり切れない欠片に目を細めながら、役立たずな煙を、いつもより長目に吐き出す。 ...
- spell.vincent.in/wolf/2006/07/19/052000.php
- [ エッセイ/随想 ] Jazzと煙草と
- 2006.06.25 ... 人間並みの体温に戻り、少し浮かれていたが、モニタを見詰めながら、ふと思った。やはり、俺はひとりが似合っているんだな、と。軽快な Swing Jazz を BGM にセブンスターを燻らしながら苦笑を浮かべて小休止。あと、ひと息だな…心の呟きを文字にしたため、 ...
- spell.vincent.in/essay/2006/06/25/015500.php
- [ 荒野の銀狼 ] サルスベリの葉が夜風にそよいでいた
- 2006.06.13 ... 大き目のバッグを担いで近所の銭湯へ。徹夜明けの体躯をひと通り濯い清めると、バブルジェットの湯船へ身を沈める。ゆっくりと眼を瞑じ、ほうと吐息を洩らした。 ...
- spell.vincent.in/wolf/2006/06/13/014200.php
- [ 会話/戯曲 ] for example
- 2006.04.11 ... 「例えば──」そう云い掛けた男の唇に、細い人差し指が押し当てられた。 ...
- spell.vincent.in/drama/2006/04/11/213500.php
- [ 荒野の銀狼 ] silver steppenwolf - Under The Moonlight Shower
- 2006.03.09 ... 日常をすり抜けた装いをバッグに詰め、眠りかけた街並のアスファルトに靴音を響かせる。踏切で足止めを食い、しばらく耳障りな警笛を聞いたあと、思い出したように附近にある居酒屋の軒をくぐった。 ...
- spell.vincent.in/wolf/2006/03/09/122000.php
- [ 荒野の銀狼 ] silver steppenwolf
- 2006.02.15 ... 「女の行動に理由なんてないの。男は理由を求めるから恋を失うのよ」「ほう」 ...
- spell.vincent.in/wolf/2006/02/15/114800.php
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