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タグ:“フレーズ”[47]
スペル本文中に“フレーズ”が含まれる、或いはそれに関連するスペル。
- [ 寓話/お伽噺 ] 慟哭と愉悦
- 2008.01.13 ... 受話器を耳に押し当てると、言葉にならない慟哭が響いてきた。嗚咽混じりの悲痛な叫び。金属質な金切り声。きっと、どんなに優秀な翻訳家でも仕事にならないだろう。それでも、しゃくり上げながら懸命に弁解を試みる。何段飛ばしの飛び石投げっぱ。センテンスの尻切れトンボ。 ...
- spell.vincent.in/allegory/2008/01/13/151225.php
- [ .spell ] 完成された欠陥品
- 2007.12.15 ... 時間と云う膨大な容積を埋め尽くすものは何もない。未来永劫、たゆまず流れ続ける時の洪水。気が遠くなるほど、シビアに、淡々と、冷徹に。 ...
- spell.vincent.in/spell/2007/12/15/182452.php
- [ ワード/四字造語 ] 曖昧美威
- 2007.12.14 ... 曖昧美威 あいまいみい[四字造語]輪郭の定まらない曖昧なものが持つ美しさの威力、と云う意。エッヂを暈すな。シャープたれ──。以前、著書のコラム欄で綴ったフレーズだが、これが「アンチエリアス」のアンチテーゼだとすると、「曖昧美威」はそれに対する更に被せたアン ...
- spell.vincent.in/word/2007/12/14/045954.php
- [ エッセイ/随想 ] ルックス重視
- 2007.08.26 ... ルックス重視、と云う言葉。吉祥寺の、とあるマスターの呟きだ。ちょっと以前、アルバイトを募集していたのだが、なかなかに深い言葉だと感じた。冒頭のフレーズ。一般的には余り好印象を持たれるフレーズではない。「人を見掛けで判断するな」と云う教えの対極だからだ。 ...
- spell.vincent.in/essay/2007/08/26/053546.php
- [ 会話/戯曲 ] 君じゃないと駄目だ
- 2007.07.24 ... 君じゃないと駄目だ──これは「強欲」。あなたと一緒に居たい──これは「妥協」。「違いが解るかい?」薄暗い照明がぼんやりと灯るカウンター席で紫煙を燻らしながら男が訊いた。「ええ。簡単よ」細いメンソールを咥えた女が億劫そうに応える。 ...
- spell.vincent.in/drama/2007/07/24/082826.php
- [ エッセイ/随想 ] 快適な独房
- 2007.07.01 ... 快適な独房──。僕は今の自宅をそう呼ぶ。「独房」と云うフレーズを一般杓子で括ると、罪人が刑罰を償うために隔離される場所である。なぜ、冒頭のように呼ぶかと云うと…と、草稿段階ではづらづらと綴ったのだが、他人が聞いても共感できるものが少ないと思われるので割愛し ...
- spell.vincent.in/essay/2007/07/01/195900.php
- [ .spell ] ナビゲーション・デザイン考
- 2007.06.08 ... クライアントとの折衝において、最もプライオリティの高い要素として「ナビゲーション・デザイン」がひとつに挙げられる。ナビゲーション・デザインとは導線設計。平たく、導線の張り方・在り方である。サイトに訪れたユーザに対して発信者の伝達したいことをベースにサイト内 ...
- spell.vincent.in/spell/2007/06/08/142400.php
- [ ワード/四字造語 ] 静 - silent shout
- 2007.05.15 ... “静”と云う文字。例によって漢字解体遊びだが、ぼんやりと眺めていて、ふと感じた。 ...
- spell.vincent.in/word/2007/05/15/153100.php
- [ ポエトリリック ] 感情の濃度
- 2007.05.12 ... 朧げながらも濃淡がある。静かに眼を閉じる。真っ白いキャンバスに、木炭を滑らせている手が見える。陰翳だけで対象物を象る。そこに“色”はない。それでも対象物が浮き彫りにされる。経年劣化する感情繊維。やがて、記憶繊維がほつれ、何事もなかったかのように薄らいでゆく ...
- spell.vincent.in/poetry/2007/05/12/115200.php
- [ ポエトリリック ] 涙が出るほど愛しい人よ
- 2007.04.29 ... 逢いたい。たった四文字の欠片。こんなに短いフレーズですら伝わらない。言葉なんて無意味で無力だ。どうせ伝わらないのであれば、いっそのこと、眼も、耳も、口も…想い出と呼ぶには、余りにも儚くて──夢を見ていたとは、どうしても思えないんだ…また、逢いましょう。お互 ...
- spell.vincent.in/poetry/2007/04/29/021600.php